外壁・屋根塗装の建物診断にドローン診断がオススメ!

外壁や屋根の塗装工事前に、塗装の損傷具合などの現状をしっかり見ておくことは、非常に重要な行程です。なぜなら、損傷具合を把握しておかないと、正しい補修工事ができなかったり、後から追加工事が必要になることがあるからです。
また、通常10年ほどもつと言われている外壁塗装ですが、条件によっては早く劣化することもあるので、塗り替え時期でなくとも定期的に点検する必要があります。
従来、工事の前の建物診断を行うためには、足場を組んで人間が隅々までチェックする必要がありました。しかし、技術が発達した今、ドローンを使って建物診断を行うことが可能になりました。この記事では、弊社でも行っているドローン診断についてご紹介していきます。
従来の建物診断は問題点が多かった
ドローンをご紹介する前に、従来の建物診断の問題点について説明させてください。従来の建物診断では、家を囲むように足場を組み立て、人が上って診断をする必要がありました。そのため、以下のような問題点がありました。
・足場を組み立てるコストがかかる
・高所作業なので事故の可能性が0ではない
・屋根などを診断する場合、人が上るので負担がかかる
・報告書や見積もり作成に時間がかかる
このように、業者側にもお客様側にもデメリットが多いのが、従来の建物診断でした。しかし、ドローン診断を利用すればこの問題点は解決できるのです。
ドローン診断には4つのメリットがある

ドローンは別名「無人航空機」と呼ばれ、以前はどちらかというと空撮などの趣味に使われていましたが、建設業界にでもドローンが活躍するようになり、外壁塗装の建物診断にもドローンを利用する業者が増えてきました。
ドローン診断を導入には、従来の建物診断にはなかった4つのメリットが得られます。
メリット1 コスト面
専門業者が直接上って外壁や屋根をチェックする方法は、信頼性が高く診断ミスも少ないです。しかし、人が外壁を隅々までチェックするためには、梯子を使って高いところまで登る必要があります。住宅の周りにスペースがない場合や大きな建物の場合、梯子で対応するのは難しく、足場を組む必要が出てきます。
一戸建ての住宅で足場を組むと、最低でも15万はかかってしまいますので、コスト面での負担が大きくなってしまうことも。ところが、ドローン診断であれば人が上まで登る必要がなく、足場が不要です。その分費用が抑えられるので、建物診断にかかるコストを抑えることができます。
メリット2 精度面
ドローン診断では、360度全ての角度から建物を撮影することが可能で、外壁や屋根の破損状況を正確に診断できます。導入しているドローンによっては通常の映像や写真だけでなく、赤外線カメラで建物診断ができることもあります。
赤外線カメラを使用すれば、塗装の浮きやひび割れ、水漏れ箇所までも診断することが可能です。人間の目では気がつきにくいような異常も、ドローン診断なら見逃すことなく正確に把握でき、精度の高い診断ができます。
メリット3 スピード面
通常の建物診断では、足場組みから診断の完了までに時間がかかる場合があります。塗り替えを行わない場合、診断のためだけに足場を組むのは、時間も費用も勿体無いですよね。
ドローン診断であれば、診断時間は非常に短くて済みます。具体的には、5〜10分程度が所要時間の目安です。業者と一緒にご自身の目でリアルタイムの映像が見られるので、診断に対する安心感もあります。
メリット4 安全面
ドローンを使った診断であれば、人が上まで登る必要がなく、事故の心配がありません。特に、屋根の塗装をする場合、通常の診断の場合は屋根に乗る必要があります。めったにありませんが、ときには屋根を破損させてしまう事故が起きる可能性があります。
結果、事故にならなくても、屋根を傷めてしまう原因になることは避けられません。建物に負担をかけずに建物診断をしたい人には、ドローン診断をオススメします。
ドローン診断にはデメリットもある
ドローン診断のメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。
ドローンは、飛ぶときに大きな音を立てます。大体80dBと言われており、電車内の騒音値くらいだと言われています。
閑静な住宅街だとご近所トラブルになることもあるかもしれませんので、あらかじめ事情を伝えておくなど、準備が必要です。また、雨や風の影響を受けやすいので、実施日に気をつける必要があります。
建物診断はドローン診断がオススメ
ドローン診断の特徴とメリット・デメリットについて見てきました。ドローン診断は従来の建物診断と比べてメリットが非常に多く、業者にとってもお客様にとっても負担を少なく抑えることが可能です。
弊社でもドローン診断を行っておりますので、気になる方はぜひご相談ください。また、塗装工事前の下調べだけでなく、日頃の点検を行う際にも、ぜひドローン診断を検討してみてくださいね。